トンネルコンポスト方式

フロー図

ごみの受入
ごみ収集車(パッカー車)がごみを運んできます。計量器で重量を測定してから、搬入口に入ります。搬入口は最大2台が入ることができます。

破砕・混合
受け入れたごみをタイヤショベルで破砕機に投入します。破砕後は混合機に自動的に送られ、そこで一度発酵した返送物(大きな木くずなど)と混ぜ、発酵の下準備が行われます。

投入
混合機から出てきた混合物をタイヤショベルでバイオトンネル(発酵槽)に投入します。トンネルの中に3.5mの高さまで奥から順に積みつけていきます。

発酵・乾燥
バイオトンネルの中はセンサーやコンピュータ制御により、微生物が活動しやすい環境が整っています。17日間の発酵・乾燥処理が行われ、生ごみが分解、紙・プラスチック類が乾燥します。

取出し
発酵・乾燥処理が終わったものをタイヤショベルで取出し、三種選別機に投入します。

三種選別
三種選別機では、(1)生ごみが分解された細かいもの、(2)木くずのような大きく重いもの、(3)紙やプラスチックなど比較的軽いものに分けられます。

塩ビ選別
三種選別機で選別された紙やプラスチックは、塩ビ選別が行われます。赤外線を用いて瞬時に塩ビを判別、エア噴射により分離します。

圧縮梱包
塩化ビニール選別を通過したものをベーラーで圧縮梱包し、固形燃料製造工場へ向けて運搬しやすい形状に固めます。

搬出
圧縮梱包物を大型車両に積込み、エビス紙料(株)・(株)パブリックの固形燃料製造工場へ搬出します。

脱臭
バイオトンネル内の発酵臭 気・前処理ヤードのごみ臭気 などを、バイオフィルターで 脱臭します。場内空気をバイ オフィルターへ吸引すること により建物・バイオトンネル 内は負圧化し、臭気が外に 漏れださないようにしていま す。 また、スクラバーはpH調 整や加湿を行うもので 、バイ オフィルターの脱臭効果を 保持する機能 があります。